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ダイエーの店作りから見るシニア向けコンセプト設計

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ダイエーが3月1日に開業した「ダイエー赤羽店」が50歳以上のシニアを重視した店づくりをしていると記事になっていました。

ダイエー赤羽店、シニア対応ーー少量食品や介護用品充実(売る技術光る戦略)

高齢化社会になることを見据えての動きなのでしょう。

シニアは世代は、「わがままでシビア」な性質をもっています。この一筋縄でいかない世代をどう攻略していくのでしょうか。

同店がシニア層への対応を重視する背景には

・商圏の年齢構成が12万人(約5万8千世帯)の50歳以上が43%
・シニアに多い1~2人世帯が72%を占めておいる

同店をモデルと位置付け、様々な試みを実践するという。

 

店作りに盛り込んだ10個の工夫

 

 1)店頭販促(POP)の文字を大きくし、通路を広くした。

 2)食品は少量品の品ぞろえを徹底。

 3)年配者でも手に取りやすい目線くらいの高さに陳列。

 4)「減塩」商品コーナーを新設。

 5)衣料品や生活用品を大胆にシニア向けに踏み込む。

 6)スポーツ用品はウォーキング関連を充実。

 7)カートを軽いアルミ製に変更。

 8)大人用おむつや杖を既存店の3倍の約320品目を扱う。

 9)エスカレーターの速度を既存店の約7割に落とす。

 10)値札の数字を最大4倍に大きく表示する。

 

同店では開店後に顧客からの要望を受け、大人用おむつを日用品のコーナーから整理用品のコーナーへ移動するなど、柔軟な対応をしているようです。

今後の課題として若い世代の客も逃がさないようバランスをとることも課題としています。

ほぼ全ての店舗がシニアマーケットへの対応を求められる時期は近い

 

若い世代の客とのバランス

飲食業界やアパレルなど様々な業界で高齢化社会になるからマーケットの冷えが懸念されています。

確かにそうなのですが、これを悲観的に捉えるのかチャンスと見るのかで行動が随分変わります。実際に介護業界ではあらたなマーケットが広がっています。

成立する商いをすれば、まだまだ明るいマーケットはたくさん存在します。今回の同店が取り組むことも、そのステップの一つなのでしょう。

シニアに人気のサービス6撰!介護以外の市場を開拓せよ

 

ところで、映画館では60歳以上はシニア割引で優遇されていて平日はシニアが多いのはご存じでしょうか?

これは時間のゆとりがあるシニアを獲得するための方法だと思いますが、バランスが悪い。

なぜなら、そもそも映画館の入場料の設定が高いため若い世代が行きにくいから市場規模が大きくならない点を改善しなければいけないと思います。

アメリカと日本の入場料には3倍の価格差があるそうです。

映画館も豊な生活を維持していく時間軸を含めたサービスの提供と捉えると、業界全体は良いものになっていくかもしれません。

消費を繰り返してきた団塊シニア世代の目は厳しくはありますが、やはり大きなマーケットであることは揺らがない事実です。

今後、年齢を重ねることが楽しくなる時間消費に軸を置いた生活を楽しむという市場の成熟が発展し、シニア世代に楽しんでもらえるサービスが続々と生まれることに期待したいと思います。

 

 

2012年4月17日 カテゴリ:

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